icon01 役行者

役行者(えんのぎょうじゃ)は役小角(えんのおずぬ)の名前で史料に 登場しています。 西暦634年に大和国葛城郡茅原(現奈良県御所市)の里に誕生。幼少の頃から葛城山に入っては修行をしていたと伝えられております。役行者は小乗仏教に依らず、大乗菩薩道の実践をもとめて山林修行に身を置かれたのです。また、役行者は金峯山上において一千日修行に入られて衆生救済の道を求められ濁れた世の中に最もふさわしい御本尊仏の出現を祈られたところ、最初に釈迦如来、次に観世音菩薩、弥勒菩薩と出現されました。役行者は願わくば悪魔を降伏させる御姿を示してて頂きたいとさらに祈られたところ、憤怒の相もすさまじい金剛蔵王権現が出現されました。役行者はこれこそ来世の民衆を救うために求めていた守護仏だと確信いたしました。

役行者

山伏の開祖とされる役行者は、修験道を実践する修験者(山伏)です。千年の時を経て、光格天皇から「神変大菩薩」(じんべんだいぼさつ)の謚名(おくりな)を賜りました。最澄は伝教大師、空海は弘法大師に聖宝は理源大師となられましたが、役行者は希なる大菩薩になられました。これこそ、正に菩薩道を実践してこられた役行者のご誓願が称号として如実に表されたものといえるでしょう。